活動紹介


新入生の方へ

名古屋大学へのご入学おめでとうございます。
入学当初は環境の変化に戸惑い、忙しいと感じる日々を送られることでしょう。
ですが、環境に慣れ、心に余裕ができてくると大学生活というのは案外暇だ、ということに気づくはずです。それならば、その余った時間を使って大学生活でしかできないようなことをしてみたいもの。
そこで、馬術部に入部してみませんか?
毎年新入生の殆どが馬術未経験者なので、馬のことなんて何もわからないよー、という人も心配することはありません。
(事実、私は試乗会に参加するまで馬を見たこともなかったです。)
動物が好きだから。競馬が好きだから。馬術に興味がある。大学でしかできないようなことをやってみたい。ただなんとなく。
理由は何だってかまいません。少しでも興味がある人は試乗会に参加してみましょう。
実際に馬と触れ合ってみることで、あなたは馬の魅力に気づいてしまうに違いありません。
また、厩舎には宿泊することができ、漫画を読んだり、自身の個性を発揮したりできます。
部の仲間と楽しくやりたい、そんな人にもぴったりの部活です。


活動内容

馬術部の活動は当番制です。練習日と非練習日に分担して当番を行います。週1〜2日程度で当番を受け持ちます
          練習日の当番
練習後に厩舎に泊まって夜の飼い付け(乾草をあげます)をし、翌朝に水換えと馬房の掃除をして帰ります。一限があっても間に合います。

非練習日の当番
練習がない日は夕方から夜にかけて当番は厩舎に集合して、夕飼い付けと水換え、ボロ取りを行います。終われば夜飼い付けまでどこで何をしていても構いません。近くには美味しいご飯が食べられるお店やスーパー銭湯やショッピングセンターなどがあります。もちろん厩舎で勉強したり、ダラダラすることもできます。それ以降は練習日の当番とやることは同じです。

練習の流れ

集合 集合時刻までに着替えて、作業を始めます


作業 ボロ取り(馬糞を取ること)や水替えなど、馬の身の回りの世話を行います。
装鞍 馬に、鞍や肢あてなどの馬具を付けます。そのことを馬装といいます。慣れないうちは時間がかかりますが、そのうち一人でもできるようになります。馬装が終わると馬をいよいよ馬場に出すことになります。
馬房掃除 馬が出て行ったあとの馬房(馬のお部屋)を掃除します。取り残しのボロや小便などをきれいにし、新しいおが粉を入れてやります。
練習 先輩の指導を受けながら、馬に乗ります。一人の練習時間は15~20分ほどです。短いと思うかもしれませんが、見かけ以上に馬に 乗るのは体力がいるのでしっかりとした練習をすると体がくたくたになります。初めのうちは動く馬の上にまたがっているだけでも大変ですが、いつのまにか乗 れるようになってしまうのは乗馬の魅力の一つです。
手入れ 馬や馬具の手入れをします。肢や体を洗ってやり、濡れているところをきれいにふき取ってやります。顔を拭いたり、爪に油を塗ってあげたりします。 運動後のケアが馬の健康を保つためにはもっとも大切なことです。
えさ付け、掃除 練習後に馬に餌を与えます。馬の腹時計は結構正確で9時ごろになるとみんなブーブーと合唱をはじめます。馬の食べっぷりは、すさまじく、きっと驚くことでしょう。最後に、厩舎の中をほうきで掃きます。

馬術競技について

馬術は主に以下の3つの競技に分けられます。
  • 馬場馬術競技
  • 障害飛越競技
  • 総合馬術競技

馬場馬術競技とは

20m×60mまたは20m×40mの馬場の中で決められた運動を正確に、かつ綺麗にこなす競技です。審判数人による得点制で、より高い得点率を目指します(フィギュアスケートとよく似ています)。
息の合った人馬の動きはとても美しく、見とれてしまうほどです。

障害飛越競技とは

馬場の中に設置された障害を指定された順番で飛び越えていく競技です。
障害のバーを落とす、馬が飛越を拒否する、などで点数が減点され、落馬は失権(失格)となります。
より減点数の少ないほうが上位であり、もし減点数が一番少ない人が複数いた場合は、タイムによって順位が決まります。

総合馬術競技

馬場、障害競技をそれぞれ調教審査、余力審査と名前を変え、それらに耐久審査(野外走行)を加えた3つの競技の総減点で順位をつける競技です。
特に野外走行は、森の中を駆けめぐるといった感じで、迫力満点です。